健康本3冊目。
世の中に溢れている「〇〇トレ」。
筋トレ
脳トレ
プロ野球シーズン直前には、自主トレの言葉が紙面を賑わせます。
その世の中の流れに乗って今回は、「腸トレ」です。
文字通り、”腸”のトレーニングです。
前回の記事でお知らせした通り今回は”腸”について書いていこうと思います。
腸トレ
自律神経を整えるにも、免疫力を高めるにも、認知症予防にも、”腸”を正常な状態に保つことが大切。
そのためには何をしたらいいのか?
結論
聞き飽きてるかもしれませんが、やはり「生活習慣と食事」です。
今後、脳や体の外側(筋肉や運動)についても書いていく予定ですが、やはりそこでも「生活習慣と食事」はポイントになります。
ですので、その言葉はうんざりだよ!と言わずに真正面からきちんと向き合ってください。
何よりもこれは、あなたのためです。
そして、あなたの周りの誰かのためでもあります。
もしもあなたが病気になり、療養することになったら誰が面倒を見るのですか?
不摂生をしてその状態を招いてしまったら、その時に罪悪感はないと言い切れますか?
「生活習慣と食事」は、これからの人生を明るく・楽しく・幸せに過ごすためのキーワードです。
ぜひ見直してください。
腸
それではかんたんに”腸”とは?から書いていきます。
腸(ちょう、intestines)は、食物が胃で溶かされた後、その中の栄養や水分を吸収する器官。末端は肛門であり、消化された食物は便となり、排便により体外へと排出される。
腸は、大きく小腸と大腸の2つに分けることが出来る。小腸は更に口側から、十二指腸、空腸、回腸に分けられ、大腸は盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられる。人間の腸の全長は7~9m程度で、3分の2は小腸である。「日本人の腸は長い」などの俗説が一部メディアで広められているが根拠がなく、人種で大きな差はない。
※ウィキペディアより引用
それぞれの腸の働きや役割などはここでは割愛します。
興味のある方は検索してください。
大腸には、200種類以上の細菌が約100兆以上生息し、この生態系がお花畑のように美しいことから”腸内フローラ”と呼ばれています。
”腸内フローラ”という言葉は聞いたことある人は多いと思いますがここからきているのです。
腸トレ
では、腸トレは何のためにやるのか?
答えは、免疫力を高めるため!
そもそも免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。
自然免疫とは、元々人の体に備わっているもの。
獲得免疫とは、一度細胞やウイルスに対処したりワクチン接種によって得られるもの。(世の中で騒がれているワクチンです。インフルエンザなどの予防接種もワクチンです。)
要するに、外部からのウイルスに自然免疫が立ち向かうが食い止められず体内に入ってしまい、排除していいものなのかわからずにいるから体に異常が出る。(症状は人それぞれ。)
すでにワクチンなどを接種していれば”抗体”という形で人間の体内あるので、次に侵入してきても排除する働きがすぐにできるということです。
そのため、症状が出なかったり、軽症で済むのです。
その最初の段階の「自然免疫」を高めることが大切で、そこが強ければ体内への侵入を防ぐことができるのです。
それを強化するにはやはり食生活です。
「腸内細菌」を上手に保つことが大切です。
腸内細菌とは
善玉菌:健康維持・増進をサポート(ビフィズス菌、アシドフィルチ菌など)
悪玉菌:増えすぎると腸内が腐敗し発ガン性物質を産生させ、老化を促進する(ブドウ球菌、ウェルシュ菌など)
日和見菌:善玉と悪玉の増えた方に味方する(レンサ球菌、バクテロイデスなど)
の三つから成り立っています。
名前も役割も悪玉は悪そうですが、それでも体内にあるということは必要なものなのです。この三つがバランスよく共存することが大事になってくるのです。三位一体です。
このほか、腸内環境を整えるためには排泄も大事で、水溶性(水に溶ける)食物繊維を摂れば便が柔らかくなるとか、不溶性(水に解けない)食物繊維を摂ると便の”かさ”を増してぜん動運動を活発にするなどが期待できます。[ぜん動運動とは:主に、腸の内容物を移動させる働き]
水溶性食物繊維:ごぼう・かぼちゃなどの根菜類やイモ類、果物、海藻、など
不溶性食物繊維:豆類、ライ麦・そばなどの穀類、きのこ類など
ただし、豆類は不溶性ですが、納豆やインゲン豆は水溶性。ごぼうも水溶性の方に書きましたが、不溶性の成分も含んでいます。食材に含まれる割合が異なるだけです。
ですので、あまり細かいことに捉われず、便が柔らかいからきのこ類を多めに摂ろうとか、便が出づらいから果物や海藻類を多めに食べようとか、そんな程度で充分です。
ここでカンのいい女性の方ならお気づきかも知れませんが、この機能が順調に働けばダイエットに効果的なのです。
言い換えれば、この腸内環境が整っていれば無理なダイエットをしなくてもダイエットできる。食べても太らないというわけです。
これらの内容は本に記載されていることなので、気になる方はお手元に置いて腸トレを始めてみてはいかがですか!?
まとめ
いかがでしたか?
腸トレの必要性や腸トレをやる意味が何となくお判りいただけたかと思います。
何かを新しく始めるというより、日々の食生活を見直す。といったところです。
便が硬いから水溶性の食物繊維を摂ろう。便が柔らかいから不溶性の食物繊維を摂ろう。と理解してもやはりそれだけではダメです。
タンパク質や炭水化物も上手に摂らないといけません。
結局バランスなんです。
人生でも、良いことが起きたり、悪いことが起きたり、平凡な日が続いたりの繰り返しです。
喜んだり、悲しんだり、怒ったりするのが人間です。全員に全部の要素が組み込まれていて人間のバランスが保たれているのです。
どれかが欠けてもダメなのです。
その人間の体内ですからやはり腸もバランスが大事なのです。
いや、腸がイチバン大事かも知れません。
今まで美味しい!美味しい!と食べてきたものもここで一度見直して、長く楽しい人生にするために腸のトレーニングを始めましょう!
次回
もう一冊”腸”に関する本を紹介したかったのですが、思ってたより長い内容になってしまったので次回に持ち越したいと思います。
内容的には”腸”なのですが、うつ病などの観点から書かれている本です。
興味のある方はぜひ期待して待っていてください。

コメント
[…] (どんな食物繊維が良いのか?どんなものがあるのか?は、一つ前の記事で書いているので読んでいない方はこちらから、https://charlielife.com/tyoutore1/) […]