勝手に映画化読書シリーズ第6弾
と言っても今回は公開済みです。
2020年の夏に公開された、重松清さん原作の「ステップ」です。
映画を観た方や小説を読んだ方、あるいは両方の方もいるかと思いますが、まだ知らない方のために簡単なあらすじから始めます。
ステップ
あらすじ
結婚3年目に夫の健一と1歳半の娘美紀を残し逝ってしまった、妻でありママであった朋子。
男で一つで育てることを決意してから、美紀が小学校を卒業するまでの10年間を描いた物語。
美紀が保育園に登園してから小学校を卒業するまでの間に出会った女性や義父母や義兄夫婦と接しながら寂しさを紛らわし親娘で成長していく。
感想
やっぱり泣いた。
いつものことだけど予想通り泣いた。
何を隠そう一番好きな作家は重松清さんで、泣かされるのは分かっているから家以外では読まないようにしている。
重松作品に限らず小説で泣かされることはよくあるし、以前このブログ内でも紹介した”みをつくし料理帖”では信じられないくらいの涙と鼻水を経験したが、重松作品での涙は量は劣るものの涙の重さが全然違う!
家族のいる方・子どもが学校生活などで悩んでいる方には絶対オススメの作家さんです。
子育てや自己啓発書的なものを読むなら重松作品に触れるほうがよっぽど効果的。
当然、お一人の方でも重松作品を読めば、涙を流してスッキリします!
文庫本であれば1000円以下で買えるので、涙活ツアーに参加するよりも経済的です。
更に、生きて行く上で大切なことも学べるので一石二鳥です。いや三鳥にも四鳥にもなります。
重松清
そんな重松清さんの簡単な紹介。
1963年3月6日、岡山県久米郡久米町(現・津山市)生まれ。中学、高校時代は山口県で過ごし、1981年、山口県立山口高等学校卒業後、18歳で上京。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。出版社に勤務した後、田村章など多数のペンネームを持つフリーライターとして独立し、ドラマ・映画のノベライズや雑誌記者、ゴーストライターなど、多くを手がけた。
※ウィキペディアより引用
数々の文学賞も受賞し候補にも挙がっている。
- 1999年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞を受賞。
- 1999年、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。
- 『定年ゴジラ』、『カカシの夏休み』が直木賞に候補として上がる。
- 『ビタミンF』で直木賞2000年下半期に受賞。同作品は、NHKでテレビドラマ化された。
- 2010年、『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。
- 2014年、『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。
主な作品
重松作品で初めて読んだのが「ビタミンF」
それですっかり魅了され、虜になり次々と読み進めた。
その中からわたしのイチオシ作品として5つ紹介します。(ちなみに、今回このブログ内で紹介した「ステップ」は意図的に外してあります。なぜなら、全部がオススメで甲乙付け難いので一冊でも多く紹介しようと思ったからです。)
とにかく読んでみてください。
重松作品に触れてください。
重松ワールドを味わってください。
まとめ
今回は、「ステップ」を紹介したくて書き始めたのでイチオシの作品については触れていませんが、先ほども言いましたが重松清さんはイチバン好きな作家なので、折を見て随時紹介していきたいと思っています。
このブログ内の”本”は、主に映画化されたものを中心に書いていこうと思っていて、他にもたくさん読んではいるのですが、本を読んでブログを書いてでは今のわたしでは時間がそこまで取れないので、映画化されたものだけに絞っています。
生活や気持ちに変化があって、読んだ本の数だけブログを書くことが可能になればその時は違った書き方になるかと思います。
当面は、このスタイルでやっていきます。
少しでも興味があれば読んでいただけると嬉しいです。
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