ささやかな幸せのために、一日一日コツコツと…。「川っぺりムコリッタ」

小説

勝手に映画化読書シリーズ第17弾

今回紹介する作品は、荻上直子さん原作の「川っぺりムコリッタ」です。

ではいつものように簡単なあらすじから紹介しますが、はじめに言っておきます。

泣けます!

生きられます。生きてて良いんだと思えます。

 

少し大げさな書き方になってしまいましたが、別に死にたいと思ってる方に読んで欲しいわけではありません。今のままで・そのままで良いんだと思わせてくれる作品です。

 

川っぺりムコリッタ

あらすじ

父親に捨てられ!?母親とも距離をとっている”山田”。

親からの愛情がないことを言い訳に、不良の道を歩み始めるが、オレオレ詐偽の受け子をしているところを警察に見つかり逮捕される。

そして、2年の刑期を終え30歳で出所するが、これからは誰とも関わらず一人で生きていこうと心に誓う。

そんな山田にも手を差し伸べてくれる人がいて、仕事と住む場所を用意してくれた。

 

寂れたアパートで生活することになるが、このアパートでの生活が後の山田に大きな変化をもたらすこととなる。

ミニマリストを語ってアパート共有の庭で野菜を作る”島田”。

毎日黒いスーツを着ている”溝口親子”。

アパートの大家”南親娘”。

そして、お寺の住職の”ガンちゃん”。

 

前科者の山田は幸せになれるのか!?

前科者は幸せになってもいいのか!?

感想

最初にも書きましたが、泣けます。

アパートの住人それぞれに、過去があり闇がある…

そんな中でも小さな幸せを探しながら毎日を生きている。

 

どんな大金持ちだって、どんな大物だって、超スペシャルなビッグイベントに毎日大感動しているわけではない。むしろ誰しも、毎日のちょっとした出来事に泣いたり笑ったりして生きている。(本文より)

 

そして、5年後・10年後どころか明日のことさえわからないのだから、毎日同じことの繰り返しでも続けることが、コツコツ生きるということに繋がる。

 

自分の人生を、一歩一歩、コツコツと…

 

ちなみにムコリッタとは、時を表す仏教用語で、”ささやかな幸せ”を意味する。

荻上直子

では、こんな素敵な作品を生み出した著者の紹介です。

荻上 直子(おぎがみ なおこ、1972年2月15日 – )は、日本の映画監督。千葉県出身。

千葉大学工学部画像工学科を卒業後1994年に渡米。南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年に帰国。2001年自主製作映画『星ノくん・夢ノくん』が2001年度ぴあフィルムフェスティバルで音楽賞を受賞。

2003年、スカラシップ作品の権利を得て、長編劇場デビュー作『バーバー吉野』を発表。第54回ベルリン国際映画祭・児童映画部門特別賞を受賞。

2005年、愛媛県松山市で実際に毎年開催されている俳句甲子園に出場する高校生達を描いた青春物『恋は五・七・五!』を発表。

2006年、フィンランドのヘルシンキオールロケ、アキ・カウリスマキ監督『過去のない男』の主演だったマルック・ペルトラ(英語版)も顔を出した『かもめ食堂』を発表し、大ヒットさせる。更にその後日談的CMが同ロケ、同スタッフによって制作された事で話題になった。小林聡美、もたいまさこの『やっぱり猫が好き』ゆかりの2人が共に荻上作品の常連ということもあってか、2005年には『やっぱり猫が好き2005』の脚本を手がけている。

2007年、小林・もたいコンビが再び主演した『めがね』も、興行的に成功した。第58回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門出品、日本映画初のマンフレート・ザルツゲーバー賞を受賞。また、第27回藤本賞の特別賞、及び第34回山路ふみ子文化賞を受賞した。

2010年8月には第1小説集となる『モリオ』(光文社)を発表。

2011年、『トイレット』で芸術選奨新人賞映画部門を受賞。

2012年、文化庁新進芸術家派遣制度によりニューヨークに留学した。同年、事実婚の夫との間に双子の女児が誕生。同年、『レンタネコ』で第62回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門出品、ストックホルム国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。

2017年、「荻上直子・第二章の始まり」と公言した『彼らが本気で編むときは、』を発表。第67回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式出品、ジェネレーション部門特別上映、日本映画初のテディ審査員特別賞を受賞した。

※ウィキペディアより引用

映画監督なので、小説の出版数はあまり多くなく映画の方が有名作品が多い。

特に、「めがね」や「かもめ食堂」は人気作で、根強いファンも多いですね。

 

原作を読む限り、作品の内容が良く映画監督が本業であれば、映画としてのヒットは間違いない!

公開日の詳細は決まっていないが、今から楽しみ。

受賞歴

  • ぴあフィルムフェスティバル 音楽賞(『星ノくん・夢ノくん』、2001年)
  • 第54回ベルリン国際映画祭 児童映画部門特別賞(『バーバー吉野』、2004年)
  • 新藤兼人賞 銀賞(『かもめ食堂』、2006年)
  • 第7回天草映画祭 風の賞(『かもめ食堂』、2007年)
  • 第27回藤本賞 特別賞(『めがね』、2007年)
  • 第58回ベルリン国際映画祭 マンフレート・ザルツゲーバー賞(『めがね』、2008年)
  • 第34回山路ふみ子映画賞 山路ふみ子文化賞(『トイレット』、2010年)
  • 文化庁芸術選奨新人賞(『トイレット』、2011年)
  • 第67回ベルリン国際映画祭(『彼らが本気で編むときは、』、2017年)
  • テディ賞 – 審査員特別賞
  • 観客賞(2nd place)

※ウィキペディアより引用

映画化

川っぺりムコリッタ

監督・脚本:荻上直子

出演:松山ケンイチ、ムロツヨシ他

2021年公開予定。

詳細な日程などはわかり次第お伝えします。

 

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