津軽の高校生がメイド珈琲店で、”ご主人様”と言える日は来るのか!?「いとみち」

小説

勝手に映画化読書シリーズ第15弾

今回紹介する作品は、越谷オサムさんの「いとみち 」

ではいつものように簡単なあらすじから書いていきます。

いとみち

あらすじ

青森県の津軽で暮らす”相馬いと”は、メイド服への憧れと対人恐怖症を克服するため高校入学と同時にメイド珈琲店でアルバイトをすることにした。

お店は、青森県の県庁所在地である青森市にあり、いとの家から電車で通わなければならない。しかも、同じ青森県でありながらいとは訛り(津軽弁)がひどくメイドとして肝心な「おかえりなさいませ、ご主人様」が「おがえりなさいませ、ごすズン様」になってしまう始末。

店のオーナーからは、メイド服は似合うしその素朴な感じが良いと気に入られてしまい、いとの不安な気持ちは募るばかり…

そんなある日、オーナーが逮捕されるニュースが流れ、いとの珈琲店も危機的状況に陥る。

そこで飛び出したのが、いとの隠れた才能の三味線だった。

子供の頃に賞を取ったほどの腕前の三味線が、珈琲店を救うことができるのか!?

メイドとして、いとはやっていけるのか!?

感想

良いとか面白いとかいう前に、娘を思う親心が蘇ってきた感じ。

実際、わたしにも離れて暮らしているが成人した娘がいるのですが、その娘と重なるのではなく、その娘の妹ができたと感じた。

 

いと、ガンバレ!」って素直に思ったし、いとに対する不安と心配が入り乱れたせいで後半のあるセリフでは涙が溢れ出た。

本当に良い作品に出会えた。

 

色々な作家さんの本は読むけど、この本は映画化されなければ手にしなかったと思う。

こう考えると、いつどこで良い作品・好きになれる作品に出会えるかわからないから、あらゆる方面に手を出し読むべきだと感じた。

越谷オサム

作者のプロフィールを簡単に紹介します。

越谷 オサム(こしがや オサム、1971年 – )は、日本の小説家。未婚。越谷はペンネーム。

東京都足立区に生まれ、1歳のときより埼玉県越谷市在住。特に文学少年だったわけではなく、家の前でハンドベースボールをしたり、教室の端でプロレスごっこをしたり、ファミコンやプレイステーションが流行ればそれに熱中したりする普通の子だったという。

春日部共栄高等学校時代は吹奏楽部に属した。その後、学習院大学経済学部に進学するも4年で中退。大学中退後はマクドナルドで週5日、1日8時間アルバイトをする生活を29歳まで続ける。

2001年、第13回日本ファンタジーノベル大賞に応募した「アパートと鬼と着せ替え人形」(未発表)が最終選考まで残るも落選。その後は応募せず出版社で本の改装作業のアルバイトをしていた。

2004年、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『ボーナス・トラック』でデビュー。2011年、ミリオンセラーとなった『陽だまりの彼女』文庫版が啓文堂主催「2011年 おすすめ文庫大賞」を受賞した。

※ウィキペディアより引用

主な作品

越谷オサムさんは、高校生から20代を主人公にしている青春物語を得意としている。

今回わたしが読んだのは、「いとみち」でしたけど、この物語には続きがあり、ニノ糸・三の糸と続く。
間違いなくすべて読むつもり。

映画化

いとみち 

監督:横浜聡子

脚本:横浜聡子

出演:駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、他

 

大ヒット上映中!

 

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