いのちと向き合い、いのちを創る…。「いのちの停車場」

小説

勝手に映画化読書シリーズ第19弾。

チャーリー
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今回紹介する作品は、南杏子さん原作の「いのちの停車場」

チャーリー
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はじめに言っちゃいます。泣けます。号泣です。

チャーリー
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映画の公開予定は、2021年5月21日です。劇場でご覧になられる方は、ハンカチは忘れないように!

では、いつものように簡単なあらすじの紹介からしていきます。

いのちの停車場

あらすじ

東京の救急医療センターで、いのちを救うことだけ考えて生きてきた62歳の女医・咲和子。

ある日大規模な交通事故が発生し、咲和子の病院にも搬送要請がきた。その時の咲和子の行動が一人の被害者家族に不満を与え責任を取る形で病院を去ることになる…

 

そして、咲和子が次に目指したのが故郷の金沢に戻り「訪問診療医」としての医療だった。

医者や病院に通うことができない患者さんの家へ出向き診療するというもの。

 

咲和子の故郷には父がおり、父も神経内科専門の医師であった。その父の紹介で、「まほろば診療所」で働くことになった。

 

一刻を争う救急の世界に身を置いていた咲和子にとっては、180度考え方を変えないといけない診療内容に戸惑いを隠しきれない状態だったが、同じ診療所で働く者たちの助けもあり、さらに経験豊富なベテランゆえに日に日に要領を得ていった。

そこに、咲和子の退職のきっかけになってしまったアルバイト事務員の野呂君も責任を感じ東京から駆けつけてくれて、「まほろば診療所」で働くことになる。

こうして集まった「まほろば診療所」の精鋭たちが病人の家族の闘い、または命との闘いに挑んでいく。

感想

泣けた。

号泣だった…

ストーリーとしては6章で構成されていて、6つの家族・6つのいのちの闘いを描いている。

 

わたし個人的には、第5章の「人魚の願い」が一番胸に刺さり自然と声を出しながら涙が出ていた…

 

若林萌ちゃんという6歳の女の子が腎横紋筋肉腫様腫瘍、いわゆる”がん”に侵されている。しかも末期。

両親が娘の死と向き合えない中、萌ちゃんだけは死と向き合い最良の死に方を探している。

死期を悟った萌ちゃんがパパとママに言った言葉、

「萌ね、がんになっちゃってごめんね」

「がんの子でごめんね」

 

書いてる今も涙が出てきてしまっています…

 

それと、咲和子役を吉永小百合さんが演じていることを知っていて小説を読んだのですが、読んでる間中ずっと吉永小百合さんに話しかけられてるような、励まされてるような不思議な感覚で読み進めていました。

こんなことは今までにはなかったので、咲和子にピッタリな配役だったのだろう。それだけでも映画を見る価値は充分ある!

 

この後、簡単に著者の紹介もしますが、南杏子さんは33歳で医師になった経験をお持ちで、その経験があるからこその内容になっている。

助かるいのちもあるけど、助からないいのちもある、そして前向きにいのちを創ることを望む人もいる。人間いつかはいのちが終わる時が必ず来るけど、それまでは精一杯生きないといけない。

改めて、そう思わせてくれた。

南杏子

南 杏子(みなみ きょうこ、1961年 – )は、日本の小説家、内科医。

徳島県徳島市生まれ。日本女子大学家政学部被服学科卒業。

大学卒業後編集プロダクションや出版社勤務を経て、25歳で結婚。

夫の転勤に伴ってイギリスへ転居し、外国での出産を経験。帰国後、乳幼児の病気を取材し記事を執筆した経験などから「もっと知りたい」と一念発起して、33歳、長女が2歳の時に東海大学医学部に学士編入する。

卒業後、東京都内の大学病院老年内科などで勤務した後、スイスへ転居する。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。帰国後、都内の終末期医療専門病院に内科医として勤務する。

夫に伴って通い始めた小説教室で小説執筆にはまり作家・五十嵐貴久ら講師のもとで実践を学んで、2016年、大学時代に寝たきりの祖父を家で看取った介護体験や医師として多くの死を見届けた体験をもとに終末期医療や在宅医療を題材とした『サイレント・ブレス』で小説家としてデビューする。同作について、「祖父を介護した経験に始まり、終末期を迎えた多くの患者と向き合いながら迷い、学び得たことを、ミステリーの味つけでつづった」と述べている。

2018年にはモンスターペイシェントを題材に患者と医師の信頼関係を描いた第2作『ディア・ペイシェント』を発表。

※ウィキペディアより引用

小説家と内科医の二足のわらじ、素晴らしい!

(今風に言えば、小説家と内科医の”二刀流”って感じかな)

主な作品

生とは何か?死とは何か?を医師の目から描かれた作品。

医師の成長を描いた作品。

こちらは、貫地谷しほりさん主演で昨年ドラマがNHKで放送されました。

そして、次は映画です。

映画化

いのちの停車場

監督:成島出

脚本:平松恵美子

出演:吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず他

 

大ヒット上映中!

 

もう一度言いますが、ハンカチを忘れずに!!

 

内容を楽しむのは良いですが、涙活にもなります…

「涙活」。身近な感動に気づいて・触れて、スッキリしましょう!
数年前から流行している「涙活」。ツアーに参加しなくても自宅で、映画で・小説で・スポーツで涙活できる。涙活といってもそれらで感動し、涙するだけ。それだけで心が晴れ晴れする。涙活完了!(年齢のせいなのか、最近よく涙を流すようになってきた)

 

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