健康本11冊目。
今回はちょっと趣向を変えて”暮らし”の中からの健康について書いていきます。
”暮らし”と言っても捉え方は人それぞれですので、ここでは心豊かな暮らしをしている北欧の人たちにスポットを当てます。
「北欧風な暮らし」・「北欧風の家具」・「北欧風の雑貨」など、聞いたことある方も多いのではないでしょうか!?
他の地域であまり〇〇風を押し出してるところは少ないですが、北欧はよく出てきます。それだけ憧れるところが多いのと、日本の文化に近く参考にできるところが多いということです。
それでは心豊かになれるように書いていきましょう。
自分を大切にする生き方 〜北欧スウェーデン式〜
心の病から抜け出した夫婦からのアドバイス
スェーデン生まれの、マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク夫妻が自分たちの経験をもとに生き方のアドバイスをされている本です。
夫のマッツは、

社交性と愛想の良さを隠れ蓑に、実は不安症をずっと抱えていた。
妻のスーサンも、

嫌われるのが怖くてなかなかNOとは言えなくてやがて”疲はい性うつ病”になってしまった。
その昔、日本の精神科医 森田正馬氏がそれまでの「かくあるべし思考」を「かくあるべし思考を捨てて、あるがままに生きろ」と提唱していたのですが、敗戦後はアメリカの思想が重んじられ取り上げられることはなかったようです。
ですが、この夫婦はそこに目をつけ活路を見出したのです。

白黒はっきりつけるのではなく、グレーを認めることの大切さ
それから、同じような悩みを抱えてる人たちの力になりたいと、「インナー・ヘルス・エデュケーション」という会社を設立し、個人や夫婦を対象にコーチングを行ってるそうです。その傍らでこの本を執筆されました。
ストレス障害
内容をかんたんに書きますが、タイトルにもあるとおり”自分を大切にする”ことが大前提ですので、どうすれば自分が守れるのか、どうすれば自分は幸せなのかを考えれば自ずと答えは出てきます。
この本を参考に同じように生きるのか、それともこの本をベースに自分らしい生き方を見つけるのかはあなた自身が決めることです。
良いとこどりで生きましょう!
ではまずはじめは、ストレス障害は誰にでも起こりえるということです。
あなただけが特別なのではありません。みんな共通に持っている危険因子です。
しかし、そのストレス障害は一度や二度のストレスで起こるものではなく繰り返すことで障害になっていくのです。
そして、不安、睡眠障害、頭痛、高血圧、潰瘍などに繋がっていくのです。
いわゆる”生活習慣病”です。
医者にかかると必ず言われますね。ストレスの無いように、大らかに過ごしましょう。と…
ではどうすればストレスを感じず、幸せに過ごせるのでしょう?
解決方法①
「悲観的な思考パターンを変える」
心配タイムを設けて、どこかの時間で10分間だけ心配する。
例えば、
- 20時50分から21時00分まで心配事をひたすら紙に書く。
- その心配事をなくすためにどんなことをするのか方策を書く。
- いつその方策を実行するのかを書く。
- その方策を実行する。
頭で考えるより、目で見たほうが具体的に理解できるので頭の中がスッキリしてくるはずです。
そうやって、その時間を設けてその時間だけ心配するようにすれば残りの時間で心配することが無くなります。
はじめから完璧にできることではありませんが、幸せのために頑張って続けましょう。
21日くらい続ければ効果が実感できるはずです。
解決方法②
「部屋」
朝起きてまず目につくものはなんですか?
それはお気に入りのものですか?
整理整頓できてますか?
などなど、あなたの気分を上げてくれる部屋になっているかどうかです。
これから新たな一日に向き合うのですから、気分良くスタートしたいですよね。
そのために、お部屋の中をキレイに保ち、お気に入りのものに囲まれるのです。
キレイと言っても完璧じゃなくてもいいのです。ミニマリストのようにしなくても、完璧にしなくても、あなたの居心地が良ければいいのです。
これについては以前にこのブログでも北欧風の家具なども紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。
別に、北欧風にこだわる必要はありません。見たいもの・幸せに感じるものに囲まれることが大切です。
好きな色で統一させるのもひとつの手です。
色にも様々な効果が期待できるのでそちらからのアプローチもありです。
例えば、赤は神経系に影響を及ぼし、アドレナリンの分泌が増えます。
(これでは寝室には向かないですが、パワフルな日を過ごすためには必要ですので寝室以外なら効果的ですね)
青は、赤とは正反対の神経系に影響を及ぼします。血圧が下がり、呼吸が落ち着き、アドレナリンの分泌を抑えられます。
(リビングでくつろぐときや、寝室なら効果的ですね。ただ暗い青ですと少し憂鬱な気分になってしまうかもしれません)
緑は、落ち着いたり、ホッとしたりする色で調和・若々しさ・初々しさを連想させる心地の良い色です。安心感をもたらします。
茶色は、安定・信頼・親近感し、”母なる大地”の色です。母なる大地を印象付けることから、家具や雑貨など北欧風には木が使われ、日本人にも相性が良いのでしょう。
これ以外の色にも、それぞれの持っている色のパワーがありますので調べてみるのも面白いかと思います。
解決方法③
毎日、寝る前に「感謝日記」をつける。
その日あった出来事でも過去にあったことでも、感謝できることを三つノート書く。
ありがとうを伝える機会はあまりないかもしれないので、毎日寝る前に感謝する習慣をつければ、毎日”ありがとう”が言えます。
ありがとうはとても大切な言葉で、重要な言葉です。
直接言う機会があれば恥ずかしがらずに心を込めて言いましょう。
その他
①「べきなのに」と言わない。
例)
もっとバランスのとれた食事をし、もっと運動するべきなのに。
もっと家族と一緒にいるべきなのに。
(家族と一緒にいることは良いことですが、義務のように感じてしまうのは良くない)
わかっていてもできないことを”義務”のように捉えてしまうと窮屈になるので使わないことです。だからと言って前向きな言葉を使う必要はありません。「べきなのに」を使わないだけです。
②ネガティブ思考が身についてると中々抜け出せないのでネガティブに考えてしまったら、そこから得られるメリットは何?と自分に聞いてみる。
ネガティブ思考に意味を見出せないなら、その思考を追い出すことができるようになります。
③自分で自分を褒める
最近話題の「自己肯定感」ですね。
自分大好きかよ!と思われるかもしれませんが、自分で自分のことを好きにならずに誰があなたのことを好きになってくれるのですか!?
あなたのことをイチバン知っているのはあなた自身です。
そのあなたが好きになれない人間なんて誰が好きになってくれますか?
④人に決めてもらうのを待っているのではなく、自分で決める。どうしようもない時は事が大きくなる前に誰かに相談する。(あなたの弱い部分も隠さずさらけ出しましょう)
などなど、やり方は人それぞれです。
自分を大切に、そして幸せにできる方法を探してください。
まとめ
いかがですか?
”北欧風の心の持ちよう”
自己啓発本と言ってしまえばそうなのですが、北欧風の暮らしが注目されているのは家具や雑貨がオシャレなだけではないはずです。
やはりそこに暮らしてる人の生き方も含めて北欧風が注目されているのだと思います。
以前このブログ内でも書いているのですが、北欧はとても寒い地域です。日本の北海道よりも全然寒いそうです。それでも、日本と同じような文化が残っていて寒さを除けば距離感の近い地域だと言えます。
ですから、日本で北欧風が注目されているのだと思います。
日本でおなじみのムーミンは北欧(フィンランド)生まれですし、サンタクロースも北欧(フィンランド)生まれです、胴の長いネコのキャラクターの”リサ・ラーソン”も北欧(スウェーデン)生まれです。
なんとなく昔から日本の日常にも馴染んでいるから親しみ易いのかも知れませんね。
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