家族のあり方を考える!?「ファーストラヴ」

小説

勝手に映画化読書シリーズ第3弾

今回は、島本理生さんの「ファーストラヴ」。

いつものようにさらっとあらすじを書きますので、読んでみたいと思った方は小説へ。

読んだことがある方は、一緒に映画の公開まで待ちましょう。

ファーストラヴ

あらすじ

女子大生が父親を殺し、逮捕されたときに残した言葉

『動機はそちらで見つけてください』

しかし、その容疑者の女子大生に話を聞くと、

『動機は自分でも分からないから見つけてほしいくらいです』と言っていた。

さらに、どんなことに対しても私が悪い…、私は嘘つき…、を繰り返すばかり。

容疑者の心は、気持ちは、言葉は、真相は!?

そして、その容疑者の半生を本にする話が臨床心理士の真壁由紀のところ舞い込み、義弟である弁護士の庵野迦葉らと共に事件の真相を探り出す。

感想

はじめは、報道のされ方への警鐘かと思いきや、女子大生と父親・女子大生と母親、そして徐々に明らかになる父親と母親。さらに、真壁家・庵野家、由紀と迦葉、それぞれの関係を含めた”家族”のあり方を考えさせられる作品。

そして、心の闇・家族の闇、それらの悩みを打ち明けられる相手がいないことへのツラさ。

本気で話し合える人がいることの大切さを改めて感じた。

犯罪

犯罪について書かれた本を読むと、多くの本には「根っからの犯罪者や悪者はいない」と書かれている。

やっぱり、話したいのに話せない、聞いてもらいたいけどその相手がいない、などが積もり積もって悪い方向へ進んでしまうようです。

さらに、法で裁かれることになっても何が悪いのかも認識できない方も多くいるようで、容疑者ではあるけど悪者という認識は本人たちにはなくて、悪者というのは周りがそう見ているだけのようです。

悪いことをしたから悪者というだけで、悪者が悪いことをしたのではない。

生きていればボタンのかけ違いは様々なケースで出てくるが、それを指摘できる人間・親身になって話を聞いてくれる人間が必要。たった一人、そういった人物を見つけることが生きていく上で最大の課題なのかも知れない!?

島本理生

かんたんに島本理生さんについて。

1983年5月18日生まれの小説家。

小学生のころから小説を書き始める。

1998年、15歳のときに『ヨル』が『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期10月号に当選、年間MVPを受賞する。

以降、2001年に『シルエット』が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。

2003年『リトル・バイ・リトル』で第128回芥川龍之介賞候補。同年、『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。受賞時20歳で、同賞史上最年少の受賞となる。

2004年、『生まれる森』が第130回芥川龍之介賞候補となる。

2005年、『ナラタージュ』が第18回山本周五郎賞候補となる。同作品は「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」で第1位、本屋大賞で第6位、23万部を超えるベストセラーとなった。

2006年、3月12日放送の『王様のブランチ』で『ナラタージュ』特集が組まれ、初めてテレビに出演。同年、『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川龍之介賞候補。

2007年、『Birthday』が第33回川端康成文学賞候補となる。

2008年、雑誌『ViVi』(講談社刊)で2003年から2006年まで連載されたエッセイ『CHICAライフ』が単行本化される。

2011年、『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補。

2013年、『小説屋Sari-Sari』で2009年より2011年もで連載されていたエッセイ『B級恋愛グルメのすすめ』が角川書店より単行本化。

2015年、『Red』で第21回島清恋愛文学賞受賞、『夏の裁断』で第153回芥川龍之介賞候補。

2018年、『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。

※ウィキペディアより引用

主な作品

映画

ファーストラヴ

監督:堤幸彦

脚本:浅野妙子

出演:北川景子、中村倫也、芳根京子など

大ヒット上映中!

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