「これは戦争です。」誰のための、何のための戦争なのか!?サイレント・トーキョー

小説

勝手に映画化読書シリーズ第4弾。

今回の作品は、秦建日子さんの「サイレント・トーキョー」。

ではいつものように簡単なあらすじから。

と言っても今回の作品は、勘の良い方なら序盤で結末が見えてくるので本当に簡単に書きます。

サイレント・トーキョー

あらすじ

12月22日に、ごく普通の主婦が夫へのクリスマスプレゼントを買いに恵比寿に行ったところから始まります。

広場のベンチでたまごサンドを食べコーヒーを飲もうとしたら、「このベンチに爆弾が仕掛けてあるから立ち上がったら爆発する」と告げられる…

幸い、この恵比寿では大惨事には至らなかったけど、犯人の犯行声明により次のターゲットは渋谷駅のハチ公前であることが分かった。

渋谷ではどんな事態が待っているのか?ただのイタズラなのか?

当たり前の日常が突然”悲劇”へと”非日常”へと変わっていく。

それは誰に、あるいは何に向けられたものなのか!?

なぜそうしなければならなかったのか!?

感想

あっという間に引き込まれた。

日常が非日常へ。

現実が非現実へ。

ただ、小説の冒頭に書かれている内容から普通に日本人だけの問題ではないことは読み取れるし、愛する者の固定概念さえ持たなければ人と人の関係性も予想通りとなる。

けれど、きちんと後半でそれだけでは終わらず驚愕の真実をもたらせてくれている。

要するに、とても良かった。

映画化が楽しみ

ネタバレになるのであまり書きたくはないし、どのようにストーリーが始まるのかは分からないので書きづらいのですが…

もし小説と同じように、普通の主婦が夫へのクリスマスプレゼントの買い物に恵比寿に行く場面から始まるのであればそこは見逃し厳禁!!

秦建日子

簡単に作者である、秦建日子さんの紹介です。

早稲田中学校・高等学校を経て早稲田大学法学部を卒業後、クレジットカード会社ジェーシービーに勤務。その飛び込み営業の途中に劇作家のつかこうへいと出会い、師事することになる。

1993年に「つかこうへい事務所特別公演『プラットホーム・ストーリーズ』」のにて戯曲家演出家としてデビュー。

1997年にジェーシービーを退社して作家専業の生活に入る。

1998年には、日本テレビの火曜サスペンス劇場で片平なぎさ・船越英一郎主演の人気シリーズ「小京都ミステリー」のシナリオライターとして抜擢される。

1999年にはフジテレビ系列の「世にも奇妙な物語」シリーズ。TBSの月曜ミステリーなどのゴールデンタイムのドラマを執筆。

2000年に『編集王』で、連続ドラマのチーフライターに。

以後、主な作品に、『HERO』『救命病棟24時』『天体観測』『最後の弁護人』『共犯者』『ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏』『87%』『ドラゴン桜』『ジョシデカ!-女子刑事-』『ホカベン』『左目探偵EYE』『スクール!!』など。2006年には『花嫁は厄年ッ!』にて、ドラマディレクターも務める。

一方で、2003年から2013年まで10期にわたり演劇ワークショップ「TAKE1」を主宰して新進俳優の育成に携わり、また2008年には劇団「秦組」を旗揚げして秦作品の公演を行う。

小説家
2004年にはミステリー『推理小説』で小説家としてもデビュー。同作は2006年に『アンフェア』のタイトルでテレビドラマ化され大ヒット。同年には『チェケラッチョ!!』を小説と映画脚本とを同時進行で執筆。
作詞家
作詞家としても活動をしており、2005年にはCHEMISTRY『キミがいる』(NTV連続ドラマ「87%」主題歌)の作詞を。2007年には、鈴木雅之&島谷ひとみ『ふたりでいいじゃない』(TBS連続ドラマ「結婚式へ行こう!」主題歌)の作詞をしている。
映画監督
2016年、『クハナ!』で映画初監督を務める。
2018年には地方創生ムービー第2弾となる映画『キスできる餃子』が公開

2003年から『演劇ワークショップTAKE1』を主宰し、自身の執筆・演出活動と平行して、新人俳優養成にも取り組んでいる。

※ウィキペディアより引用

これを見てわかる通り、戯曲家・演出家・小説家・作詞家・映画監督に到るまで、様々な才能を発揮している方です。

主な作品

やはりテレビドラマとして大ヒットした「アンフェア」の雪平夏見シリーズが人気です!

映画化

サイレント・トーキョー

監督:波多野貴文

脚本:山浦雅大

出演:佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊他

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