健康本6冊目
「50歳からはじめる一生病気に負けない強い体の作り方」の紹介です。
前回まで体の内側(腸や脳)について書いてきたので、今回は外側(筋肉や骨)に注目したいと思います。
とはいえ、人間の体ですから別々に考えることはできず繋がりは当然あります。
前回までお話ししたように、きちんとした食事を取り入れないと筋肉にも骨にも影響を及ぼしますので無視することはできません。それを踏まえて今回の内容になります。
大事なのは、背骨(柱)と仙腸関節(土台)です。
下の絵の左上に書いてある「仙腸関節」と仙骨の上に伸びてるのが背骨です。(詳しくは腰椎になりますが、それについては後々書いていきます)
カラダ作り
結論
”スロトレ”です。
また、トレ!?って思いましたよね!?
腸トレ→脳トレときて今回は”スロトレ”ですからそう思われても仕方がありませんね…ただこれも時代ということでご了承ください。
スロトレはその名の通り、スロートレーニングです。
ゆっくりからだを動かし、筋肉を活性化させるという目的です。
ではなぜゆっくりなのか?
なぜ活性化させる必要があるのか?
なぜゆっくり?
理由を書くこともありませんね。
何事にも準備が必要です。
オリンピックの100メートル選手でも、いきなり走って好記録は出ません。それどころかケガをしてしまいます。
マラソン選手でも、ウォームアップもなしに42.195キロを完走することも無理でしょう。
先日プロ野球もキャンプインしましたが、これも長いシーズンを乗り切るための準備です。
さらに、いきなりキャンプインしても体が思うように動かないし、ケガをしないようにキャンプ前に各選手自主トレを行います。
入念に準備を重ねて自分のからだを作っていくのです。
この準備こそが大切で、からだを動かす習慣のない人や年齢を重ねてきた人が急に筋トレ始めてもからだを痛めるだけです。
そのためにゆっくり準備するのです。
なぜ活性化させる必要があるのか?
では次に活性化させる意味について説明していきます。
筋肉には3つの重要な役割があります。
- 元気の源 カラダのエンジンの役目
- 冷え性の改善 カラダのストーブの役目
- ホルモンを自力で生み出す役目
この中で、1番と2番はなんとなくお分かり頂けると思いますので3番について少し説明します。
このホルモンは大きく分けて3つあります。
- 成長ホルモン…免疫力が高まる
- 副腎ホルモン(アドレナリン)…血流が良くなる
- 性ホルモン…自律神経が整う
運動をすることによってこれらのホルモンが減るのを抑える(遅らせる)ことができるのです。
ホルモンについて一つ一つ詳しく書いていくことも考えていたのですが、別の本で「世界最強の太らないカラダ」というのがありまして、この中でホルモンについて興味深い内容が書かれていましたので、別の機会にその本の紹介と内容を解説したいと思っています。
期待できる効果
もうお分かりですね!?
前回までに書いたからだの内側の内容と合致してきました。
ですので最初にお話しした通り、繋がっているのです。
からだを作ることと食事は切っても切れない縁なのです。
どんなに筋トレだけがんばってもダメなのです。
歩くことがからだに良いからといって歩いていても、きちんとした食事を摂っていないと健康なからだにはならないのです。
- 生活習慣病の予防
- 太りにくいカラダ
- 肌や毛髪がキレイになり若返る
- 体力がつき疲れにくくなる
- ストレス解消
- 姿勢が良くなる
などなど、挙げたらキリがありません。いいこと尽くめです。
さらに
”姿勢が良くなる”ですけど、このページの最初の方に書いた「柱」と「土台」がまさにこれで、人間の頭はボーリングの球くらいの重さ約6キログラムあると言われています。その6キログラムを支える「柱」がしっかりしていないと猫背の原因になります。
この「柱」である背骨は、24個の椎骨が連なってできています。
内訳は、上から「頚椎(7個)→胸椎(12個)→腰椎(5個)」です。
この頚椎が頭の重さに耐えきれなくなり前のめりになることが猫背の原因です。
そして、この背骨に柔軟性を与えているのが”椎間板”です。
”椎間板”よく聞きますよね!?
そうです、「椎間板ヘルニア」です。
椎間板は、建物でいえば免震装置です。高層な建物は免震装置がなければ地震などであっという間に倒れてしまいます。逆に言えば、この免震装置がしっかりしていれば(しっかりの表現もおかしいですが…)地震の揺れを吸収し倒壊を免れるのです。
人間のカラダでも、この椎間板がしっかり役目を果たさないと痛みに変わってしまうのです。
腰が痛いと言えば、ぎっくり腰か椎間板ヘルニアが疑われます。
この絵のように、猫背の状態が長年続きますと腰椎や椎間板が機能しなくなり痛みを誘発してしまうのです。
腰痛で病院や整形外科に通院しても多くの場合が原因を特定できないと言われますが、実際には原因があるのです。画像や問診で特定できないだけなのです!
猫背が腰痛の原因のすべてではありませんが必ず原因はあるのです。それを取り除けば腰痛は治るのです。
その元になっているのが姿勢です。
背骨の位置を”元の位置”に戻せば椎間板への負担も軽減され痛みにくいからだになるのです。
一人では中々確認しづらいですが、鏡を使って確認したり、今回のテーマであるスロトレにより体をほぐすことで本来あるべき場所にあるべきものが収まることになります。
こういったもので矯正する方法もあります。

かんたんにできるトレーニング方法もこの本で紹介されていますので参考にしてみてください。
まとめ
わたしたち世代(50代)は、事あるごとに「ラジオ体操」をしてきたと思いますので、昔を思い出しながらラジオ体操でもいいと思います。
ラジオ体操は全身運動ですから、からだ全部がほぐれますし、一通り行うとかなりの運動量になります。余分な道具や場所を選ばずできるので手軽に始められます。
しかも、4分で出来るので忙しい毎日でも取り入れることができます。
小学校の夏休みなどに早起きして、出席のハンコをもらうための台紙を首から下げて、眠い目をこすりながら嫌々参加した覚えはありませんか?
これからは、健康を手に入れるために積極的に取り入れましょう!
途中腰痛のことにも触れてしまったので内容がわかりにくくなってしまったかもしれません。
その点についてはお詫びします。
ただ言えることは、ゆっくりからだを動かして、ほぐして、本来の姿勢に近づける。
スロトレと姿勢への意識が大切ということです。
スロトレと難しく考えずに、歩くこと、姿勢を意識して15分〜20分歩くことでも良いと思います。
意識していないと楽な姿勢に自然となっていきます。楽な姿勢とは背骨や椎間板に無理をさせてきた姿勢です。”姿勢”を意識することで良い状態にしようと胸を張ります。その結果少しの時間ですが良い姿勢に戻ります。
その短い時間を続けることにより意識しなくても良い姿勢をキープすることに繋がるのです。
姿勢を意識することやラジオ体操なら今すぐその場所で始められますね。
明日からやろうではなく今すぐ始めましょう!
強いからだ作りのために始めましょう!
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